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ゴルフ前に使える股関節周りのストレッチ

2020.5.13

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ゴルフ前に使える股関節周りのストレッチ

 こんにちは、MEXTRの田村です。今回はゴルフ前に使える股関節周りのストレッチをご紹介します。
 以前のブログの『簡単にできるゴルフ前のストレッチ』『簡単にできるゴルフ前のウォーミングアップ』という記事でいくつかストレッチやウォーミングアップについてご紹介させて頂きましたが、今回はゴルフで最も使う股関節周りに絞って簡単にできる種目をご紹介したいと思います。

 そもそも、何故股関節周りのストレッチが大事かと言うと、テイクバック、ダウンスイング、フォロースルーのどこのポジションを切り取って見ても必ず股関節は使います。股関節の動きが硬いと、スムーズにスイングをすることは出来ませんし、パワーを生み出すことも出来ません。股関節の動きの幅がある程度取れるからこそ、その幅の中でスイングの強弱をつけたり、難しい姿勢からでも打つことが出来ます。少しでも良いスコアを出すために股関節周りの動きを出さなければいけないので、参考にして頂ければ嬉しいです。

お尻のストレッチ

まずはお尻のストレッチです。このストレッチは良く見かけるストレッチですが、お尻の筋肉はテイクバックやフォロースルーの可動域を出すために大きく関わってくる筋肉です。


まず股関節と膝がそれぞれ90°になるようにします。


その姿勢から息を吐きながら前に倒していきます。

5秒かけて息を吐きながら前に倒したら、体を元に戻します。この動作を5~6回行ないましう。

もも裏(ハムストリング)のストレッチ

ハムストリングはスイング時のパワー発揮に必要な筋肉です。筋肉そのものは伸び縮みすることによって力を発揮することが出来るので、しっかり伸ばしておきたい筋肉でもあります。


まず仰向けになり、片方に足にタオルを掛けて両手で引っ張ります。


タオルを掛けている方の足はキープしたまま、反対側の足をゆっくり床に降ろしていきます。

降ろしたら元の位置まで引き上げていきます。この動作を15回行ないましょう。

前腿から付け根にかけてのストレッチ

フォロースルーで体が回旋するときに軸足のお尻の筋肉が使われます。お尻の筋肉が使われるということは、筋肉が縮んだ状態になります。お尻の筋肉が縮むとき、反対に前腿の付け根が伸びている状態になるので、前腿の付け根が固いとお尻の力が発揮しにくい状態になってしまいます。


片足を前に出し反対側は膝をつきます。そのまま同側の手で足の甲を掴みます。この時、反対の手は壁や椅子などに置き、少しプッシュします。


その状態のままお尻に力を入れ、5秒かけて息を吐きながら体を少しだけ前方に倒します。この動作を10回行ないましょう。

内もものストレッチ

内ももはスイング時に必ず使われる筋肉です。しっかり使えるようにするには、ストレッチは大事です。


まず四つ這いになり、片方の足を横に伸ばします。


手で床をプッシュし息を吐きながらお尻を後ろに引きます。この時に内ももにストレッチがかかります。この動作を10回行ないましょう。

次の2種目は、動きながら行なうストレッチになります。以前のブログでもご紹介した種目ですが、股関節周りをしっかり動かせる種目です。

1つ目の種目は股関節のローテーションのストレッチです。


1,膝を同じ方向に倒します。
2,倒した側の脚に体重をかけて行き、お尻を持ち上げます。
3,反対側の脚を体重をかけた側の脚の前に出します。今度は出した側の脚に体重をかけ、股関節のストレッチをします。(写真は右脚の股関節)
4,腕を天井に向けて伸ばし、更に股関節のストレッチをします。腕を天井に伸ばすことによって胸椎も伸ばされます。

戻るときは、4→3→2→1の順番で戻り、反対も同じように行ないます。

1〜4までスムーズに動かします。これを左右5回ずつ行ないます。

2つ目の種目は股関節、内転筋、ハムストリングのストレッチ、胸椎回旋動作の向上、体幹部の安定性が獲得できるので、ゴルフの動作に必要なストレッチです。

1,スタートポジション。
2,前に踏み出し、両手を着きます。
3,後ろ脚の膝を伸ばし、出した脚と同側の手を膝の内側に入れ、股関節のストレッチをします。
4,膝が開かないように体を回旋させ、上半身のストレッチをします。
5,手を戻し前に出した脚のつま先を上げ、ハムストリングのストレッチをします。
6,後ろの膝を曲げ、体を起こします。
「1」のポジションに戻ります。

これを各ポジション3秒キープし、左右3回ずつ行ないます。

最後に

 今回ご紹介した種目は股関節周りに絞った種目です。ゴルフをする上で股関節は確実に使いますし、動きが悪いといいスイングにはなりません。簡単な種目なので、ラウンドや練習で少しでもいいスイングに繋がるように取り入れてみてください。

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田村一幸

田村一幸

大学を卒業後、一般企業に就職。その後都内の会員制フィットネスクラブに勤務し現在に至る。 中学から本格的に野球を始め、大学まで選手としてプレー。怪我も重なり大学卒業と同時に引退。高校野球の指導者と話す機会を境にトレーニングは必要だったのではと考える様になり、務めていた企業を辞めトレーナーを志す。 経歴 船橋市立船橋高等学校 卒業 東洋大学 卒業 資格 CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト) JATI-ATI 上級心理カウンセラー

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