パーソナルジムの出店費用っていくらかかるの??実際にかかった出店費用を大公開!! | パーソナルトレーニングジムメクスター/MEXTRのお役立ち情報メディア

パーソナルジムの出店費用っていくらかかるの??実際にかかった出店費用を大公開!!

2020.2.15

2020.2.16

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rouki

トレーナーとしてのキャリアもつめたし、そろそろ自分の城を持ちたいな。実際、パーソナルジムを出店するのに幾ら費用がかかるのかな??

こういった疑問にお答えしていきます

本記事の目次
  1. パーソナルジム出店にかかる主な項目
  2. 物件取得費
  3. 内装費
  4. トレーニング関連器具費
  5. 施設備品費
  6. 広告費
  7. 運転資金

執筆者のわたくし、小見山は2014年東京・六本木にパーソナルジムMEXTRを出店し、現在都内に3店舗を出店しています。
パーソナルトレーナーでありながら、金融機関からの借入やマーケティング、人材育成など0から経営について勉強し、実践してきました。
一パーソナルトレーナーから多店舗展の経営者となっている数少ないトレーナーだと思います。
そんな私が3店舗目にあたる代々木にパーソナルジムを出店した際にかかった費用を公開したいと思います。

パーソナルジム出店にかかる主な項目

まずはパーソナルジムの出店時にかかる主な項目を見ていきましょう。

  • 物件取得費
  • 内装費
  • トレーニング関連器具費
  • 施設備品費
  • 広告費
  • 運転資金

大まかに分けると大体こんなもんだと思います。
ではそれぞれの項目をもう少し細かく見ていきたいと思います。

物件取得費


物件取得費を細かく分けると、
・敷金
・礼金
・仲介手数料
・前家賃
・保証会社
敷金
敷金は賃料の6ヶ月〜12ヶ月を求められるところが多いかと思います。これがなかなか馬鹿にならない金額になります。泣
ちなみに代々木店は交渉の末、奇跡の2ヶ月分の保証金で契約することができました。
礼金
礼金は賃料の0ヶ月〜2ヶ月のところが多いです。0ヶ月は要は礼金0ですね。
代々木店は1ヶ月でした。
仲介手数料
仲介手数料は1ヶ月、場合によっては0のところもあると思いますが、大体賃料1ヶ月分だと思います。
代々木も例に漏れず1ヶ月でした。
前家賃
これは言葉通り前家賃です。契約開始日によって若干異なりますが、1ヶ月分を日割りで計算され請求されます。
保証金
保証会社への加入を条件に借入審査が通ることがほとんどですので、保証会社に支払う費用が発生します。
家賃の1ヶ月分請求されることがほとんどだと思います。

代々木店出店時にかかった物件取得費:約140万円

内装費

先ほどの物件取得費はまあなんとなく想像つく方が多いと思うのですが、内装費は検討がつかない人が多いのではないでしょうか?
僕も独立時、皆目検討がつかずかなり痛い目に合いました。涙
内装費を考える上でポイントとなるのが借りたときの物件の状態です。
マンションタイプ
このタイプの物件は内装が基本的にはいじれないことがほとんどですので、鏡代くらいで内装は済んでしまうと思います。
トイレ、シャワー、エアコンなど基本的な設備もあるはずなのでとても費用が抑えられるのがメリットです。
事務所内装タイプ
このタイプの物件はトイレとエアコンはついていることがほとんどです。
かかるコストの内訳としては
・更衣室
・シャワー
・スタッフルーム
・床
・照明
になるかと思います。上記のものも絶対何がなんでも必要と言うわけではないので、予算やブランディングから優先順位を決めていくのがいいかと思います。15坪〜20坪くらいの物件で上記の内装を行った場合、200〜400万の間でできるのではと思います。
スケルトンタイプ
スケルトンとはコンクリート剥き出しの何もない状態です。メリットは1から自分の作りたい内装を実現できることですね。
反面水回りから全てやらないといけないので費用がめちゃめちゃかかります。
費用の感覚としては1坪50万~70万ぐらいです。15坪で750万くらいですね。
六本木店はスケルトンからでしたので、目ん玉飛び出る金額でした。。。

代々木店出店時にかかった内装費:約280万円
物件タイプは事務所内装タイプ
シャワーブース1
洗面台付き更衣室1
床張り替え
スタッフルーム
一部照明などの内装を行ってもらいました。

トレーニング関連器具費

次は実際のトレーニングで使う器具代ですね。
こちらは店舗における広さによって変わるのと、品質をどのあたりにするのかで全然値段が変わります。
完全プライベート型のジムなら100万以下で十分揃えられると思います。
代々木店の場合、同じ時間帯に2組のセッションを行うことを想定していましたので、それに十分な器具を揃えました。
器具のメーカーは「THINK Fitness」「Perform Better」の2社で揃えました。

代々木店出店時にかかったトレーニング関連器具費:約270万円



施設備品費

これは文字通り、備品ですね。笑
金額の大きなもので言うと、
・プリンタ
・タブレット
・PC
・POSレジ
・デジカメ
・ドライヤー、空気清浄機など
などになります。その他トイレ周り、シャワー周り用品、工具など地味にいろいろ揃えなければなりません。

代々木店出店時にかかった 施設備品費:約70万円

広告費

広告費も内装費と同じく費用にかなり幅の出る項目になります。内訳は
・ホームページ
・成果報酬型広告契約料
・リスティング・ディスプレイ広告費
・チラシポスティング費
ホームページ制作
ホームページ制作は本当にピンキリです。無料で作れるものもありますし、しっかりと作り込めば200万くらいの費用がかかることもあります。
成果報酬型広告
え、成果報酬なのにお金かかるの?と思われる方もいるかもしれませんが、かかります。笑
成果を上げるためのページの造り込みなどを行う関係で5万〜30万ほど初期費用がかかります。
リスティング・ディスプレイ広告費
こちらは少額からも始められますが、新規出店時は認知をとりたいのと、データを収集したいので初回20〜30万くらいは予算を持っておきたいです。
またこちらは継続して出稿する場合は軌道に乗るまでに使うであろう費用を形状しておくといいと思います。
もちろんオープン時から顧客がいるなら必要ないです。
チラシポスティング費
都会のど真ん中ではほぼ効果は見込めないですが(そもそもポスティングが入れない)、認知をしてもらうと言う意味で行うのは個人的にいいのかなと思います。
しかし、CPA(顧客獲得単価)はweb広告と比べてかなり高くなるので獲得目的で行うと思ったような効果が得られないと個人的には考えています。

代々木店出店時にかかった 広告費:約100万円
リスティング広告予算を半年分計上しています。
3店舗目の出店なのでホームページは作りませんでした。ポスティングも行っていません。

運転資金

出店して、いきなりお客様がわんさか来るわけではないと思いますので、軌道に乗るまでの期間から逆算して必要な金額を最初に準備しておく必要があります。

代々木店出店時に用意した 運転資金(半年):約200万円

まとめ

代々木店出店にかかった費用は!?
約1100万円!!

いかがでしょうか??
代々木店は約17坪の物件になります。家賃は297,000円です。
切り詰めれば、700万くらいまでは費用を落とせるかもしれません。しかし、お店のイメージや社員が働きたいと思える環境を整えるにはこれくらいはかかるなと考えています。
出店をこれから考えている方のご参考になれば幸いです。

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小見山 純一

小見山 純一

早稲田大学スポーツ科学部スポーツ医科学科卒業 六本木の会員制フィットネスクラブ でトレーナーとして数多くの著名人やアスリートを担当。 2014年に独立し西麻布にMEXTR(メクスター)を設立。現在都内に3店舗を展開し、パーソナルトレーナの養成スクールも開講。 Youtube「ケンコーTV」でヘルスケア〜ボディメイクまで幅広く情報発信中。

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