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パーソナルトレーナーの独立で失敗しない3つのポイント

2020.2.8

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パーソナルジムで独立する際に失敗しないための抑えておきたいポイントを3つご紹介します。

ここ数年の間にパーソナルトレーニングを提供するジムは急増しています。また、大手のパーソナルジムから独立して個人で経営しているパーソナルジムもとても増えてきています。それと同時に閉店に迫られるジムも少ないという印象を持っています。そこで今回はトレーナーさんが独立する際に抑えておきたい3つのポイントをご紹介していきます。

目次
  1. ①本当にそれは独立なのか??
  2. ②事業計画書をしっかり作ろう
  3. ③経営について学ぼう
  4. まとめ

それ本当に独立なの?

◆実際のところ雇われ店長で権限が全くなかった。。。◆
パーソナルトレーナーが独立する際に一番多いのが自分のクライアントが出資してくれるケースです。
それ自体悪いことだとは思わないのですが、オーナーとのコミュニケーションが不足していると、実際に考えていたのと違うということが多々あります。
例えば、
・提供したいトレーニングをさせてもらえない
・学びにいきたい技術や知識に対して、会社側からのサポートを得られない
・お給料があがらない
最悪のケースだと、経営が上手くいかなった時に初期費用やマイナスの売上分を補償させられ閉店、なんて話もあります。。。
でもこれってオーナーが100%悪いとは思わなくて、トレーナー側にも大いに責任があると思います。

◆こんな失敗をしないためにどうしたらいいの?◆
オーナーさんからこのように出店のオファーをもらった際、まずやらないといけないのは「お金」「権限」の話です。
例えば、
・集客に対してどこまで経費は使っていいのか?(広告費など)逆に集客はオーナー側でやってもらえるのか?
・提供するサービスやスキル、設置する器具などは決めさせてもらえるのか?
・給与システムはどういう形になるのか?固定なのかインセンティブなのか?
お金を出してもらう側なので中々このような話をするのは気が引けるかもしれませんが、自分の人生がかかってるわけですから聞き方を考えつつしっかり確認できるといと思います。
これが聞ければついでに、
・事業をどうのように展開していきたいと考えているのか?
なども聞いておくとよりいいのかなと思います。

事業計画書をしっかり作ろう

◆自分はどうなりたいのか?それ見合った出店を◆
マンションの1室で開業する場合、大体200〜300万位あればお店は出せてしまうと思います。そして定期的に通ってくれるクライアントが15人(月6回来店)いればやっていけるのではないでしょうか?ですのでとてもリスクは少なく始めれて、失敗する可能性もとても低いと思います。
しかし、アッパーの売上もマックスで働いて200万〜250万と見えてしまいます。これだけ売上あれば十分じゃん!と思う方もいると思いますが、これはあくまで休みなく、インプットの暇もなく働いた場合です。人を雇うにしても、施設では1人のトレーナーしかセッションできませんから、売上の増加は見込めません。逆に経費は増えるので利益は落ちることになります。。実際このような問題で悩んでいるトレーナーの方も多くいらっしゃいます。

◆そうならないために事業計画を作る◆
事業計画と言ってもそんな大層なものではなく、自分は今後どういう施設を作りたいのか?どうなりたいのか?をしっかりとイメージすることが大切です。
例えば、
1職人トレーナーとして、自分の手でどんなお客様の悩みも解決できるようになりたい!!
2一人でも多くのお客様に、自分の施設のサービスを通して、貢献したい!!

1のようなビジョンの場合は、先に述べたマンションの1室のような施設で十分ですよね?自分が最前線でクライアントをみて、お手伝いしたいという想いなので、このやり方が1番幸せだと思います。
逆に2のようなビジョンをもたれている場合は、スケールを大きくしていく必要がありますから、マンションの1室ではなくもう少し広いところから始めて複数のセッションが行えるような物件から始めるのがいいかもしれません。もしくは最初はマンションで始めるが2年後に広いところに移転すると計画を作り、その時に「一時的に収入は減る。しかし最終的には収入も増え、やりたいことが行える。」というところまで計画を作っておけば、大きな問題が起きることもないでしょう。

経営について学ぼう

◆トレーナーは運動指導者であり、経営は素人◆
会社に属してトレーナーとして活動したり、業務委託でトレーナー活動する場合、目の前のお客様に対して真摯に向き合うだけで良かったのですが、自分のお店を持つとそれだけではいけなくなります。
例えば、
・金融機関とのやり取り、決算報告、各種納税などの財務
・集客やカスタマーサクセス、リテンションなどのマーケティング
・人材採用、育成、評価などの人材マネジメント
他にも広報であったり、関係企業とのやり取りであったりとトレーナー活動以外にやらないといけない業務は多岐に渡ります。
トレーナーとしてはそこそこキャリアがあったっとしても、これらに関しては素人だということを忘れてはいけません。
トレーナーとしての知識やスキルを伸ばすために学びを深めるように、経営に関わるスキルや知識もしっかり学んでいかないとホント痛い目に遭います(体験談笑)
会計士や税理士、プロのマーケターなどと連携し負担を減らすことも可能ですが、皆さんプロとしてお仕事されてますのでそんなに安くありません。笑
企業規模が大きくなれば可能だと思いますが、2、3店舗位のビジネスなら自分でやらないといけないと思います。

動画でも解説していますのでよければこちらもご覧ください。

いかがでしたでしょうか?
まだまだ未成熟な業界だと思いますのでしっかりの戦略を練れば、成功は可能です。

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小見山 純一

小見山 純一

早稲田大学スポーツ科学部スポーツ医科学科卒業 六本木の会員制フィットネスクラブ でトレーナーとして数多くの著名人やアスリートを担当。 2014年に独立し西麻布にMEXTR(メクスター)を設立。現在都内に3店舗を展開し、パーソナルトレーナの養成スクールも開講。 Youtube「ケンコーTV」でヘルスケア〜ボディメイクまで幅広く情報発信中。

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